30代半ばになってから、「感度が落ちた気がする」と思う瞬間があった。
美容ライターとして仕事をしているので、肌の変化やホルモンの話には日頃から触れている。でも、自分自身のこととして向き合うと、なぜか別の話に感じてしまう。しばらくそのままにしていたけど、美容の仕事で学んだことを整理して試してみたら、変化があった。今回はその経験をそのまま書く。
「落ちた気がする」が続いたとき、最初に考えたこと
感度が下がったと感じたとき、最初は「年齢のせいかな」と思った。でも、美容の仕事をしていると「年齢だから仕方ない」という結論に早く飛びすぎないことの大切さを何度も学んでいる。肌の乾燥や血色の悪さだって、年齢だけが原因じゃなくて、生活習慣が重なっていることが多い。感度についても同じで、原因を一つひとつ確認してみたら、思い当たることがいくつも出てきた。
骨盤周りの血行が悪くなっていたこと。美容の観点で血行の話はよく出てくる。肌のくすみや冷え性の原因として、下半身の血流が滞ることがある。感度という話でも、デリケートゾーン周辺への血流が落ちると感覚が鈍くなる。私の場合、この数年でデスクワークが増えて座りっぱなしの時間が長くなっていて、足の先が冷たい日が増えていた。
慢性的なストレスも関係していた。美容の仕事でも、ストレスが肌荒れや生理不順と関係することはよく取材する。感覚の鈍さにも同じメカニズムが働いていて、身体が防御モードに入っている間は、感覚が閉じていくんだと思う。それから、スキンケアには力を入れていても、デリケートゾーンの保湿を気にしていなかった。乾燥していると摩擦が生じやすくて、刺激が快感より不快感に傾くことがある。これは肌ケアとまったく同じ話だった。
実際に試してみたこと
入浴を週3〜4回に増やした。シャワーで済ませる日が多かったのを、週に3〜4回は湯船に浸かるようにした。38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分。骨盤周りが温まって、足の先まで血が通っている感覚が戻ってきた。これは思ったより早く変化があった。美容の観点でも入浴は代謝を上げる効果があって、肌の調子も一緒に整ってきたので、一石二鳥だった。
デリケートゾーンの保湿も始めた。専用の保湿ジェルを使い始めて、成分はヒアルロン酸や植物由来のオイルが入っているものを選んだ。敏感肌なので無香料・無着色を探した。NLSで専用ケア用品が見つかった。
ケーゲル体操も取り入れた。知ってはいたけど続けていなかった。骨盤底筋を締めて5秒、緩めて5秒を繰り返すだけで、特別な道具もいらない。座ったままでもできるので、仕事中に気づいたタイミングでやるようにした。呼吸についても、寝る前に4秒吸って8秒かけて吐く腹式呼吸を5分だけやるようにした。緊張しているときは呼吸が浅くなって身体が防御モードに入るという話は美容でも出てくることがあって、感度という観点でも同じ効果があると実感している。日常の小さなことでは、下着の素材を綿に変えて、食事で血行を意識するようにした。外側だけでなく内側のケアが必要だと改めて感じた。睡眠の時間も削らないように意識して、ホルモンの分泌は睡眠中に行われることを意識するようにした。
変化を感じるまでの話と、グッズについて
全部を一度に変えようとしたわけじゃなくて、入浴と保湿から始めて少しずつ追加していった。美容のケアと同じで、すぐに劇的な変化があるわけじゃない。1〜2か月続けていく中で、少しずつ感覚が戻ってきた気がしている。
セルフケアと並行して、感度ケア目的のジェルや、骨盤底筋トレーニングをサポートするグッズも試してみた。保湿と血行促進を兼ねるものが多くて、ケアと感度アップが同時にできる感覚がある。専門ショップで用途別に比較できるから、何が自分に必要かを確認してから選びやすかった。
「年齢だから仕方ない」で終わらせずに、原因を確認して一つずつ試してみることが、結果的に変化につながった。同じように感じている方がいれば、まず入浴と保湿から試してみてほしい。